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木のほとんどの部分は死んでしまっていますが… 

木は私たち人間と同じ生命体です。

地球上で最初に姿を現した樹木は針葉樹で、それは約3億年も前からと言われております。

広葉樹はそれよりも遅く、約1億〜1億5000万年前に生まれたと推測されていて、針葉樹が進化したものと考えられています。

その時から木々の歴史は始まり現在に至るまで命の連なりを途切らせずに遺伝子を受け渡してきました。

後述する辺材(白太)とはレンガ状の細胞がまだ生きている部分、心材(赤身)はそれも死んでしまった部分です。

そのため木は生きていることに間違いはないのですが、90%以上はすでに死んだ細胞で構成されているのです。

次々と死んでいく細胞を内側に抱えこみながら新しい細胞が生まれて生命維持活動を担い続けることによって、木は大きくなっていくのです。

針葉樹は柔かく広葉樹は堅い? 

針葉樹はおもに常緑で針やうろこのように細かい葉を持った木です。

ただし例外もありカラマツは秋になると紅葉して葉が落ちますしイチョウのように葉はどう見ても広葉樹なのに針葉樹に分類されるものもあります。

広葉樹は幅が広く平たい葉を持った木を指します。

多くは秋になると葉が落ち、翌春に新しい葉を付けますがシイやカシ、クスなど常録のものもあります。

材の特徴として英語表記(針葉樹=softwood広葉樹=hardwood)の影響もあって針葉樹(は柔らかく広葉樹は堅いというイメージがあります。

確かにその傾向はあるものの例えば広葉樹でも桐のように柔らかくて軽いものがあったりと例外があって一慨に言えません。

日本では外国産材を含め数多くの木材が流通していますので見分けるのも大変です。

特に外国産材の場合、取引に使われる名称が必ずしも本来の樹種名と一致してない場合があります。

例えばカナダ杉とも呼ばれるウエスタンレッドシダーは国産で言えばネズコの仲間になりますし集成材に使われるレッドウッドは欧州アカマツのことです。

さらに個々の樹種にさまざまな品種があり、例えば同じスギと呼ばれるものにも数多くの品種があります。

早材と晩材 

木は地中から水分と養分を吸い上げ、葉では空気中の二酸化炭素を取り込み、それらを原料として太陽エネルギーと葉の葉緑素の働きで糖分を作り細胞分裂を繰り返しながら少しずつ成長していきます。

これがいわゆる光合成で、このときに生成されて大気中に放出される酸素が私たち人間や他の動物の生命活動を支えてくれています。

木は春から夏にかけて盛んに成長し、このときは膜が薄く形の大きな細胞が作られます。

この部分を早材(春材)といい空隙が多いため色が薄く見えます。

夏の終わりになると成長が鈍り、膜が厚く形の小さな細胞が作られるようになります。

この部分を晩材(夏材)といい、膜の厚い細胞が密着しているため色が濃く、線のように見えます。

秋の半ばから晩秋には分裂することもなく成長が止まります。

いわゆる年輪とは早材と晩材の組み合わせで1年分の成長度合いが示されたものです。

その木の樹齢を調べる時は、色の濃い晩材を頼りに年輪を数えます。

ただし、中には1年を通じて同じような成長を続ける木もあり、その場合は年輪の境が不明瞭でわかりにくくなります。

耐久性が必要な場所には心材を使う 
辺材・心材 サンプル.JPG

上の写真は欅の丸太を写したものですが、内側は色が濃くなっているのに対し、その外側は色が薄くなっているのがわかるかと思います。

色の濃い部分を心材(赤身)と言い、薄い部分を辺材(白太)と言います。

辺材(白太)では一部の細胞がまだ生きていますが、心材(赤身)はすべての細胞がすでに死んでしまっています。

尚、樹種によっては、辺材(白太)と心材(赤身)の区別がはっきりしないものがあります。

価格は柾目の方が高い 

木を年輪に対して直角に割ると、定規で引いたような真っ直ぐな線が並ぶ木目が出できます。

これを柾目と言います。

一方、年輪に沿って割ると、タケノコのように弧がいくつも重なった木目になります。

これを板目と言います。

割る場所によっては柾目から板目に流れるような木目になることもあります。

これを追い柾と呼ばれています。

高い寸法精度が求められる場合は柾目材のほうが好まれます。

デザイン的には、まったく異なる表情になるのでうまく使い分けることが必要です。

柾目なら引き締まった雰囲気になり、板目は木材独特の変化に富んだ模様を楽しむことができます。

板目板の場合、樹皮に近い方の面を木表、丸太の中心に近い方の面を木裏と呼びます。

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